ところで、みなさまは「成績を伸ばす」とは何をどうすればいいとお考えでしょうか。

 

私は、勉強をするとはすなわち「細かいことをする練習」「難しいことを考える練習」だという認識を持っております。

 

成績を伸ばすためにはこの2つのことをその子にあったレベルできちんとしていくわけですが、強いて言うとそこに「土台となる知識」も必要となってきます。

 

 

 

何も知らない、聞いたこともない事柄に関して「考えろ」はあまりに横暴です。できるわけがありません。

 

ゼロの状態ならば、まず知ることからはじめないといけません。そこからの「細かいことをする練習」「難しいことを考える練習」です。

 

ですので、どうしても暗記しなくてはならないことも出てきます。仕方がありません。

 

 

 

ところが昔は丸暗記だけで済んだのです。そういう教育だったり、受験システムだったからです。

 

先生に質問をしても「とりあえず覚えておけ」で済まされ、理屈も理論も教えてくれません。

 

確かに理屈ではなくて知っていないといけない内容もありましたが、お金をもらって勉強を指導する立場になった今考えてみると、それはおかしいなと思うことがたくさんあります。

 

 

親である我々世代が子供だった頃、丸暗記できる子は点数がよく、そうでない子は点数が取れませんでした。暗記力のある子が羨望の眼差しで周囲から見られていました。

 

 

しかし、今現在、暗記だけでは済まない教育・進学システムに変貌しつつあります。近いうちに、入試システムが大きく変わります。

 

 

その流れで「アクティブ ラーニング」が学校の授業の一環としてはじまっています。一番わかりやすいのが「ディベート」でしょう。一つの議題に対して、賛成派・反対派に分かれて議論していくのです。

 

 

しかし、そこでその議題に対して何のことか基礎的な内容がさっぱりわかっていなかったとしたら、議論する以前の問題となってしまいます。

 

 

だって、知らないことを話し合えといっても、話し合えるわけがありませんから。

 

そのためにあらかじめいろいろ学んでいくわけです。

 

 

頭の中に知識を放り込んでいく目的が、ただ単に「テストで点数を取る」ことから「放り込んだ知識を運用する」ことに変貌しつつあります。決して覚えなくていい、知らなくてもいい、というわけではありません。かえって今まで以上に知識は必要になります。

 

 

学校の教育にアクティブラーニングが入ってきて、入試制度が大きく変わろうとしているなかで、具体的に成績を伸ばすために何をすればいいか。

 

 

繰り返しになりますが、「細かいことをする練習」と「難しいことを考える練習」をすることに尽きます。この2つは私しか言っていないことかもわかりません。しかし、勉強をするにあたって大昔からなされていたことであり、普遍的なことです。

 

 

丸暗記が勉強ではありません。「ぐずぐず言わずにとにかく覚えておけ」という指導の持っていき方にどこかしら齟齬(そご)があったわけです。知識を得たあと、そこから「細かいことをする」「難しいことを考える」ことは昔から行っていたはずです。

 

 

近年の勉強の指導が、いつの間にか「暗記イコール勉強」と世間の人たちに歪曲して捉えられてしまっていたように感じます。

 

 

暗記が悪だということを言いたいわけでは決してありません。

 

知識を得ることは逆に大切だと考えています。ただ、そこで終わっていたのを悪だと思っています。

 

知識を得ることはスタートラインに立つことであり、そこからはじめてスタートすることができるのです。

 

知識を得るというのは、学校やスイミングスクールのプールに空の状態から使用できる状態まで水をためるのと同じような行為です。

 

ものすごく時間もかかりますし、お金もかかります。(学校のプールに空っぽの状態から使える状態になるまで水を張ると、水道代が100万円以上かかるそうです)

 

知識を得て、使用できる状態にすることも同様に時間・お金がかかります。

 

その時間を少しでも短縮するのに私はブレインブースト(速読)を推奨しています。本から知識を得るという行為は昔から普遍的な行為であり、これからも変わることはありません。

 

本を画面で見る形に変わることはあっても、本には違いありません。紙が画面に変わるだけですから。時代の変遷で形が変化しても構わないと思います。

 

他の人が2時間かけて得ていた知識を、ブレインブースト(速読)をする人はその10分の1以下の時間で得ることができるのです。他の人が1冊を読破する時間で10冊以上を読破できるのです。

 

 

私は大学受験浪人をしている頃に速読を身につけることで世界が変わり、どうしようもなかった成績がどうにかこうにか人並みにもどりました。

 

大学生の頃はもちろん、社会人になってからも本を実にたくさん読みました。

 

他人がうんうんうなって面倒くさがっている長文をサラッと読んで涼しい顔をし続けています。

 

知識を得るのは、やみくもに丸暗記で済ますというよりかは、むしろ今持っている知識に新たにつけ加えて量を増やすこと・バリエーションを増やすことが自然な流れです。それには本を読むという行為がうってつけです。

 

 

多くの中高生がネット上の短い文章・単純な文章しか目にしていない中で、当塾の塾生は長い文章・論理的な文章・知識溢れる文章・美しい文章をたくさん目にし、自らの血や肉に変えていき、豊かな人生を歩んでいってほしいと思っています。